2008年11月02日

蒼の封印 〜東の蒼龍・西の白虎〜

蒼の封印
  著者:篠原千絵
  出版社:小学館(1992/05)

データ更新日:2008/11/1


 現在「プチコミック」にて、「刻だまりの姫」を連載中の著者の長編作品です。
 著者は「闇のパープル・アイ」・「天は赤い河のほとり」で1982年第32回、2001年第46回の小学館漫画賞を受賞しています。
 また他にも「海の闇月の影」「陵子の心霊事件簿」などの人気作品があります。
 こちらの作品も人気のあった作品で、ノベライズ・ドラマCDも発売されました。
 1991年から「少女コミック」にて連載されていた作品です。

 他の作品と同様、スピード感のある展開をみせる物語です。
 物語は現代が舞台となっていますが、太古からの不思議な力を持つ、東家・西家の争いからはじまります。
 普通の女子高校生である美少女の桐生蒼子が、ある日を境に不思議な出来事にまきこまれてゆき、西園寺彬という自分の命を狙う存在と出会います。

 絵柄もスピード感があり、サスペンス感の強い作品なので、次々と読むことができます。
 恋愛面も、せつなくさっぱりとした風味ですが、けっこうドキドキする展開で楽しいです。
 あっという間に読める作品ですので、全巻をそろえての読破がおすすめです。

 もともと作者の作品がお好きな方、どろどろしていない恋愛ものがお好きな方におすすめです。
 ただ、鬼という存在があり、不思議な力をもって戦う物語でもありますので、そういう世界観が平気な方におすすめです。

〜物語のはじまり〜
 新しい町に引っ越してきて、転校初日の高校生・桐生蒼子。
 新しい友達もできて学校になじめそうだと思ったが、蒼子は体調がずっと悪い。
 それなのに、学校理事の息子の香椎という不良にからまれる。
 2日目、保健室で休んでいた蒼子を香椎がおさえつけ襲われる。
 しかし、具合が悪くなっていた蒼子がぼーっとしている間に、香椎は洋服だけを残して消えてしまっていた。

 翌日、消えてしまった香椎に不安をいただきつつ学校に来ると、皆が指し示す香椎は、昨日までの彼とは全然違う男性だった。

 そして、その時から、蒼子のまわりを彼がつけねらい、不思議なことが次々と起こり始めたのだった。

〜発売情報〜
 小学館文庫から全7巻が完結まで発売されています。
 もともとは、小学館フラワーコミックスから全11巻で発売されていました。

〜これを読めばシリーズ制覇〜
 小学館文庫から全7巻で完結まで読破することができます。

以下[Amazon]へのリンクです。
<1冊目>蒼の封印 (1)
蒼の封印 (1) (小学館文庫)
<2冊目>蒼の封印 (2)
<3冊目>蒼の封印 (3)
<4冊目>蒼の封印 (4)
<5冊目>蒼の封印 (5)
<6冊目>蒼の封印 (6)
<7冊目>蒼の封印 (7)

〜関連作品〜
 ●ドラマCD
<ドラマCD>
蒼の封印[CD]
蒼の封印[CD]

 ●ノベライズ。山本夏巳さんによる小説版です。全3巻。
<小説1>蒼の封印〈Vol.1〉 (KSSコミックノベルス)
<小説2>蒼の封印〈Vol.2〉 (KSSコミックノベルス)
<小説3>蒼の封印〈Vol.3〉 (KSSコミックノベルス)
検索:桐生高雄 緋子 計都 西園寺 忍 椋 檀 楷 北家の玄武 西家の白虎 東家の蒼龍 南家の朱雀 西園寺財閥 羅睺  
posted by rumi at 15:40| Comment(29) | TrackBack(0) | 漫画(女性) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月26日

からくりサーカス 〜人間とオートマータ〜

からくりサーカス
  著者:藤田和日郎
  出版社:小学館(1998/1/15)

データ更新日:2008/10/26


 現在「週刊少年サンデー」にて、「月光条例」を連載中の著者の代表作品です。
 著者のデビュー作品でもあり、小学館漫画賞・星雲賞を受賞している「うしおととら」の連載後にスタートした長期連載作品です。
 1997年から2006年にかけて連載されていました。

 銀の髪を持つ「しろがね」と自動人形「オートマータ」との長い時の中の戦いを描いた物語です。
 日本から物語はスタートし、世界中を舞台とします。
 拳法の達人である青年・鳴海、小さな少年・勝、銀の髪を持つ美しいが笑うことのない少女・しろがねの3人を中心に物語は綴られます。
 スピード感のある戦いにどきどきすると同時に、人としろがねとオートマータの心の複雑さに、とても心の打たれる物語です。

 もともとは、少年サンデーでリアルタイムで読んでいましたが、長期連載だったため、途中で少年サンデーを買わなくなってしまい、つい最近まで読破できていませんでした。
 しかし、連載が終了したと聞いて、読みたい読みたいとずっと思い続け、やっと最近一気に購入し読破できました。
 43巻もありましたが、2日間で読破しました。とてもおもしろいです。

 初めて読まれる場合は、物語が一息つく3巻までの読破が、まずおすすめです。
 世界観が大丈夫でしたら、巻数は多いですが、続きがどんどん気になる物語なので、全巻を購入しての読破がおすすめです。

 人として強さ・厳しさ・弱さ・優しさを描く物語が好きな方、また「うしおととら」をはじめ著者の作品がお好きな方におすすめの物語です。
 心が打たれると同時に考えさせられる重い作品もあります。
 ただ、オートマータなどが出てくる不思議な世界観についてゆけることが必要ですが、大変素敵な物語ですので、とてもおすすめです。

〜物語のはじまり〜
 拳法の達人・加藤鳴海は、大きなスーツケースを持った一人の少年・才賀勝にバイト中に声をかけられた。
 「サーカスに連れていってくれませんか・・・」

 しかし、鳴海はそれどころではなかった。
 なぜなら彼は病を患っていたから。ゾナハ病−呼吸困難から死に至る治療法が不明なこの病気。
 呼吸困難をやわらげることができる方法はただ一つ。「人を笑わせること」。
 しかし、拳法一筋の鳴海にそのセンスはなかったため、毎日がそれこそ死ぬ思い。
 
 出会った少年・勝は笑ってくれた。しかし、その彼は不思議な人形たちに追われていた。
 勝を守り逃げ出す鳴海。これが長い旅の始まりだった。
 
〜発売情報〜
 小学館の少年サンデーコミックスから全43巻が完結まで発売されています。
 現在は単行本のみとなっています。

〜これを読めばシリーズ制覇〜
 小学館の少年サンデーコミックスからの全43巻で完結まで読破することができます。

以下[Amazon]へのリンクです。
<1冊目>からくりサーカス (1)
からくりサーカス (1) (少年サンデーコミックス)
<2冊目>からくりサーカス (2)
<3冊目>からくりサーカス (3)
<4冊目>からくりサーカス (4)
<5冊目>からくりサーカス (5)
<6冊目>からくりサーカス (6)
<7冊目>からくりサーカス (7)
<8冊目>からくりサーカス (8)
<9冊目>からくりサーカス (9)
<10冊目>からくりサーカス (10)
<11冊目>からくりサーカス (11)
<12冊目>からくりサーカス (12)
<13冊目>からくりサーカス (13)
<14冊目>からくりサーカス (14)
<15冊目>からくりサーカス (15)
<16冊目>からくりサーカス (16)
<17冊目>からくりサーカス (17)
<18冊目>からくりサーカス (18)
<19冊目>からくりサーカス (19)
<20冊目>からくりサーカス (20)
<21冊目>からくりサーカス (21)
<22冊目>からくりサーカス (22)
<23冊目>からくりサーカス (23)
<24冊目>からくりサーカス (24)
<25冊目>からくりサーカス (25)
<26冊目>からくりサーカス (26)
<27冊目>からくりサーカス (27)
<28冊目>からくりサーカス (28)
<29冊目>からくりサーカス (29)
<30冊目>からくりサーカス (30)
<31冊目>からくりサーカス (31)
<32冊目>からくりサーカス (32)
<33冊目>からくりサーカス (33)
<34冊目>からくりサーカス (34)
<35冊目>からくりサーカス (35)
<36冊目>からくりサーカス (36)
<37冊目>からくりサーカス (37)
<38冊目>からくりサーカス (38)
<39冊目>からくりサーカス (39)
<40冊目>からくりサーカス (40)
<41冊目>からくりサーカス (41)
<42冊目>からくりサーカス (42)
<43冊目>からくりサーカス (43)

〜関連作品〜
 ●公式ガイドブック
<ガイドブック>からくりサーカス公式ファンブック
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2008年10月11日

お伽もよう綾にしき 〜和風異世界ファンタジー〜

お伽もよう綾にしき
  著者:ひかわきょうこ
  出版社:白泉社(2005/10/10)

データ更新日:2008/10/11


 2005年から「LaLa」「メロディ」にて連載され、現在も「MELODY」にて連載中の作品です。
 異世界ファンタジー「彼方から」を代表作に持つ作者による、室町時代を舞台とした和風ファンタジー。

 著者の定番どおりの、かっこいい青年と気の弱いかわいらしい女の子が主人公の物語です。
 「荒野の天使ども」のミリアム以外、著者の描く主人公は気が弱くて何もできないタイプが多い中、今回はちょっと性格は弱めながら、女の主人公すずは戦う力を持って、頑張る子です。

 「荒野の天使ども」がもともと好きだったので、既刊を全部購入して一気読みしました。
 テンポは「彼方から」に近く、とても軽快で読みやすい作品です。
 
 初めて著者の作品を読まれる場合は、まず1巻だけを購入して、少女漫画全開の雰囲気があうか確認してからの読破がおすすめです。

 また、著者の作品がお好きな方には、もちろんおすすめですが、著者の作品の中でも「彼方から」は好きだけど女の主人公にちょっとイライラした方に、よりおすすめだと思います。
 ほのぼのしながらも、修験者たちともののけ、悪霊との戦いの物語なので、異世界な雰囲気がお好きな方に。
 
〜物語のはじまり〜
 室町時代の小さな村に、鈴音という普通の女の子が住んでいました。
 鈴音とい名の彼女は、不思議な力―「もののけ」に好かれやすい体質を持っていました。
 かわいらしい「もののけ」を扱う護身法を彼女は身につけていましたが、それらを教えてくれたのは、彼女の「ととさま」こと新九郎。
 しかし、彼は十年前に仕事ででかけたまま、帰ることはなかったのです。

 戦国の世の一歩手前、世の中が不安に満ち始めた頃、鈴音は新九郎の形見の笛を身につけ使いにでます。
 そして、彼女と「もののけ」の戦いは始まるのでした。

〜発売情報〜
 白泉社の花とゆめコミックスから4巻まで発売されていて、現在も続刊中です。

〜これを読めばシリーズ制覇〜
 白泉社の花とゆめコミックスからの4巻で現在発売されている分を全て読むことができます。

以下[Amazon]へのリンクです。
<1冊目>お伽もよう綾にしき (1)
お伽もよう綾にしき (1)
<2冊目>お伽もよう綾にしき (2)
<3冊目>お伽もよう綾にしき (3)
<4冊目>お伽もよう綾にしき (4)

検索:大木現八郎 百原清丸 清谷盛兼 勝貞 ととさま おじゃる 公家 八重 すず  
posted by rumi at 10:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画(女性) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月21日

不幸を呼ぶ男 〜碧ゆかこ短編コメディ〜

不幸を呼ぶ男
  著者:碧ゆかこ
  出版社:秋田書店(1994/7/1)

データ更新日:2008/9/21


 最近は主にハーレークイーンロマンスの漫画化などで活躍中の著者の短編作品です。
 著者の代表作「はるか遠き国の物語」の終盤の頃の絵柄の作品で、現代ものの、ちょっとオカルトの入った、コメディ作品です。

 不幸を背負った高校1年生・秋本藍という男の子が主人公です。
 転校生の清川と二人で、つるんで、彼の不幸が加速します。
 二人のコンビっぷりがなかなかに楽しい作品です。

 著者の作品は、登場人物の男性がかっこいいです。
 当時の他のプリンセスの漫画家さんの中でも、シャープな絵柄、スピーディーな動きのある絵柄です。

 「はるか遠き国の物語」がもともと好きで、こちらの作品も読みましたが、軽く楽しく読めて良い作品でした。
 少女漫画なのに、展開も絵柄もとてもスピーディーです。

 「はるか遠き国の物語」がお好きだった方、恋愛要素の低いさっぱりとした作品(ただしオカルト要素有)が気軽に読みたい方におすすめです。

〜物語のはじまり〜
 3歳車にひっかけられる。
 幼稚園、いたずらの罪をなすりつけられ、よく怒られる。
 小学生、悪ガキに目をつけられケンカ。よく怒られる。
 中学生、熱を出して受験に失敗。

 不幸を背負う16歳―秋本藍。
 今朝は死体を見つけ遅刻。ついでに校庭でこけ、運悪く手のついたところに石があり、ざっくりと手を切る。

 そんな彼を見つめるのは、転校生の美青年、清川和人。
 彼の視線の先は、どうやら秋本の背中のあたり。
 ウェーブの20歳くらいの女性が憑いてる・・・らしい。

〜発売情報〜
 秋田書店プリンセスコミックスから全2巻が完結まで発売されています。

〜これを読めばシリーズ制覇〜
 秋田書店プリンセスコミックスからの全2巻で完結まで読破することができます。

以下[Amazon]へのリンクです。
<1冊目>不幸を呼ぶ男 1
<2冊目>不幸を呼ぶ男 2

〜関連作品〜
 ●HP
<HP>
  著者のブログ→「EMERALD GREEN」

検索:森今日子 香月信也 幽霊 オカルト
posted by rumi at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画(女性) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月07日

コーリング 〜岡野玲子による「妖女サイベルの呼び声」〜

コーリング The Calling
  著者:岡野玲子
  出版社:白泉社(1993/2/25)

データ更新日:2008/9/7


 「陰陽師」で有名な岡野玲子さんによる、ファンタジーの名作「妖女サイベルの呼び声」を漫画化した作品です。
 「コミックトム」1991年7月号〜1993年11月号に掲載されました。

 この作品の原作となった作品は「妖女サイベルの呼び声」(原題を「The Forgotten Beasts of Eld」)という1975年に世界幻想文学大賞受賞した作品です。
 アメリカ人のパトリシア・A・マキリップによって書かれました。
 古い作品ですが、今でもファンタジー文学作品の名作品として大変人気があります。

 東洋と西洋とで世界観は全く異なりますが、「陰陽師」の不思議な空間を描いた著者によりるこの作品は、とても独特の幻想的な空間が美しく描かれています。
 描かれる空間は静かな物語。けれども、登場人物たちのの心が熱く動くのがしんしんと伝わってくる物語です。
 愛と憎しみに主題をあてた不思議な空間が、著者の手によって不思議なまでに再現されています。
 微妙な人の思いがとても伝わってきて、無性に惹きつけられる物語でした。

 もともと出版された潮出版社からの豪華本の1巻の限定本には、ミニCDがついていました。
 約16分で「In the Dome」「雪〜窓〜暖炉」のイメージソング2曲が収録されています。

 昔ながらのファンタジー小説がお好きな方、岡野玲子さんや原作がお好きな方にもおすすめです。
 不思議な空間を味わいたい方にとてもおすすめです。

〜物語のはじまり〜
 門の外から叫ぶ若い騎士の声。
 戦いの装いをした、コーレンと名乗るその騎士の腕には小さな赤ん坊がいた。
 エルド山の魔女、得体の知れぬ不思議なけもの達と暮らすサイベルに赤ん坊を預けるために戦場から駆け抜けてきたと話す。
 そして、サイベルの甥にあたるその赤ん坊を、守り愛し育ててくれるよう願う。
 サイベルは冷たい美貌を持ち、人との交わりを断って、山の中で伝説のけもの達と暮らしている。
 そんな彼女の腕で眠る赤ん坊。それが彼女が人と関わる始まりだった。

〜発売情報〜
 マガジンハウスから全3巻が完結まで発売されています。
 もともとは、潮出版社から豪華本全3巻にて発売されていました。

〜これを読めばシリーズ制覇〜
 マガジンハウスからの全3巻で完結まで読破することができます。

以下[Amazon]へのリンクです。
<1冊目>コーリング (Act1)
<2冊目>コーリング (Act2)
コーリング (Act2) (Mag comics)
<3冊目>コーリング (Act3)

〜関連作品〜
 ●原作
<原作小説>妖女サイベルの呼び声
妖女サイベルの呼び声

検索:ライラレン エルドウォルド ター エルド山 ヒルト レアラン ホルスト サール テルブレック リアンナ ドリード ノレル サイリン ティルリスの黒鳥 夜の貴婦人モライア ギュールス ギルド モンドール オガム ミク ターム タムローン メルガ ブラモア セネス ロック リネット イーオース ボア ミスラン セエレ ロマルブ  
posted by rumi at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画(女性) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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